注文住宅の空間にありがちな失敗例とは

注文住宅の空間にありがちな失敗例とは

自分たちだけの唯一無二のオリジナルである注文住宅。
間取りや使い勝手などをよく吟味したうえできちんと建てたつもりだったのに、後になって「こうすればよかった」と後悔する事は結構あるものです。
特に間取りに重点を置きすぎてしまい、図面上だけではイメ-ジが湧きにくい空間部分に問題が見つかるようです。
例えば玄関に注目しますが、最近はトレンドでもある吹き抜けの構造でリビング階段にするのが人気です。
しかし、玄関に入った途端に丸見えで、来客時に普段着の姿を見られて恥ずかしい思いをした、なんてことも多いでしょう。
そして、吹き抜けであるがゆえに空調面でも大きな問題が出てしまいます。
吹き抜けは冷暖房が効きにくいし、また一階の話し声が二階に丸聞こえだったりします。
それに訪問されたお客さんの目に最初に飛び込むスペースなので、常に整理整頓が必須となるので大変です。
また玄関を吹き抜け構造にしてしまうと、コートやジャンパーなどの収納場所を作るのが難しいといった難点もあります。
このように注文住宅を建てる際には、玄関から空間を意識した設計を考えることが重要だといえます。

家族に合わせた間取りや部屋づくりが可能な注文住宅

多様な家族の形があり、家で暮らす人数や世代も様々です。
自分の家族に適した家に住みたいのなら、注文住宅が良いでしょう。
子供が数人いる場合は初めから子供の人数に合わせた間取りにしたり、子供たちが小さなうちは一緒に遊べる一つの広い部屋にして、いずれ成長に合わせてプライベートな空間にするために2つに分けるといったことも可能です。
また高齢の両親と暮らす場合は、体が衰えても生活できるようにバリアフリーなどが求められます。
玄関にスロープ、廊下や浴室に手すりをつけたりと配慮することも可能です。
費用を抑えるために中古物件の購入後にリフォームやリノベーションする方もいますが、家の枠組みや柱の位置、天井の関係などで思い通りの設計が難しいこともあります。
注文住宅は土地選びから始まりゼロの段階からのスタートするため、理想通りの家づくりが行えます。
注文住宅なら各世代に合った、住む人に優しい住まいが実現できるでしょう。

筆者:赤木靖彦

筆者プロフィール

長野県軽井沢町生まれ。
新しい家族が増えたので、これを機に注文住宅を建てることにしました。